街頭防犯カメラやレコーダーの選定で注意しておきたいポイント

街頭防犯カメラで使用するカメラの仕様を決定しましょう!

2020年12月10日 16時39分


カタログなどで監視カメラ・防犯カメラの仕様をチェックしてみると、すごくたくさんの項目があって圧倒されてしまいます。
ポイントは次のようなところですから安心してください。
 
●カメラの形状
ボックス型・カード型・ドーム型・バレット型・全方位型に区分されます。設置場所や目的によって決めます。
全方位型タイプ以外は外観の問題だけです。性能との関係はありません。
屋内利用で棚などの上に置くだけならばカード型で充分。
街頭防犯カメラの存在を目立たせたくないならばドーム型の採用になります。
防犯効果・抑止力を重視するならば目立ったほうがいいのでボックス型やバレット型が候補になります。
全方位型のカメラは、その他のカメラと違って360度全方角の情報を得たいためのカメラになります。
 
●防塵機能や防水機能
 
街頭防犯カメラを屋外に設置するならば必須条件になるでしょう。IP66準拠が推奨されています。
屋外ならば埃・雨・風・雪などにさらされます。痛みも激しいですからランニングコストも考えたほうがいいですね。
可能ならば風雨をさけられる場所への設置が望まれます。
 
●解像度
これは映像の繊細さをどこまで求めるかによって違います。
現在はFullHDの1920×1080かHDの1280×720の2択になるでしょう。
より細かく鮮明にみたいならばFullHDで、それほどこだわらないならばHDです。
特殊なカメラで4Kレベルの高解像度のタイプもあります。
しかし、街頭防犯カメラで屋外の広範囲を見たいだけならば、ここまでは必要ありません。
 
注意したいのは全方位カメラの場合です。
解像度そのものはFullHDより大きくても一部分を補正してみるのが普通です。
実質の解像度はFullHDよりも悪いケースもあります。
 
●最大フレーム数
それほど、こだわることもありませんが、最近の街頭防犯カメラの場合は20から30が最大です。
監視カメラ・防犯カメラの標準的な録画フレーム設定は3から6程度です。
スムーズな映像にこだわるならば30とか60のモデルを選択しますが、コストは高くなります。
 
●水平画角
捉えられる最大の映像幅のことです。90度ならば部屋の隅に設置して交差する壁のギリギリまで撮影できます。
さらに広い範囲を撮影したいならば100度とか110度などの広角カメラを選ぶといいでしょう。
 
●IRの有無
IRが搭載されていれば赤外線ライトで暗闇でも映像を見ることができます。
最近の防犯カメラ・監視カメラは低照度でも映像を映し出します。
まったく光源がない場所以外ならば必要はありません。
 
●WDR機能
逆光になる設置場所ならば必須の機能です。
明るい部分は明るさを抑えてくれます。暗い部分は明るく補正することで視認性の良い映像にしてくれます。
 
 
★☆★ まとめ ★☆★
 
■いかがでしたでしょうか?
今回は街頭防犯カメラやレコーダーの選定で注意しておきたいポイントについてご紹介しました。
これで街頭防犯カメラについての基礎知識も身についたと思います。
導入を検討する場合の悩みも解決することができるのではないでしょうか。
ぜひ、今回の記事を参考にしてみてください。
これ以外にも、レコーダーの仕様もどうするかを決める必要があります。
現地に設置するのかとかクラウド上に録画するクラウドレコーダーにするかです。
ここまで決めれば、全体のシステムの概要ができてきます。
 
専門業者に見積もりを依頼したり相談したりする場合もスムーズに進むのではないでしょうか?
録画データはとっても大事で、破壊や盗難を避けたいならばクラウドレコーダーになるでしょう。
新規導入するならばクラウドがオススメです。